テストベンチ
テストベンチ
ボッシュエンジニアリングが誇る最新鋭の音響テストベンチは、車両音響の最適化を可能にします。このテストベンチは半無響室、追加の音響テストベンチ、適切なエンジニアリングのノウハウによって補完されています。
私たちはパワートレイン開発に豊富な経験を持ち、コンセプトから生産までにわたってお客様をサポートします。そのため、初期のコンセプト段階から NVH サポートにも対応できます。
エンジンテストベンチはきわめて動的で、フルフロー希釈トンネルと CVS (constant-volume sampling) システムにより、静止試験にも過渡試験にも理想的な設備を備えています。そのため、認証可能な測定精度の要件を満たしており、手動と完全自動の両方のテストプログラムを柔軟に実行することができます。
急速エンジン交換 (QEC) システムは、測定の継続性と比較可能性に影響を与えることなく、エンジンの組み立てと交換をスムーズに行えることを保証します。インターフェイスが標準化されているため、エンジンはテストベンチに簡単に接続でき、エンジン交換に必要な労力が最小限に抑えられます。エンジンの交換は個別に準備できるため、試験時間を最大限に活用できます。また、エンジン強制冷却のオプションもあるので、測定時間と解析時間を最適に調整することができます。
各種の車両および車両システムの総合的な試験測定を行うために、さまざまなダイナモメーターが用意されています。排出ガスシャシーダイナモメーターは、世界標準に従って排ガス試験と制限値の検証を行います。この高性能ダイナモメーターは、最高速度 310kph で機能性能試験を行うことができます。
当社の電気モーターテストベンチは、現在および将来の技術トレンドに対応した幅広いサービスを提供しています。高速ブレーキと最大 1,000 ボルトの電圧範囲により、出力密度の高い個々の電気モーターについて、あらゆる試験を実施できます。また、ホイールトルクの測定など、独自の駆動技術を搭載した統合型電動アクスルドライブの試験にも、当社のテストベンチを使用するオプションがあります。油冷または水冷、圧力、体積流量、NVH 測定に加え、効率測定のための電力測定技術など、豊富な付属設備も用意されています。
環境テストベンチでは、-35℃から+35℃の範囲で温度を設定することができます。また、テストベンチには車両の焼き戻しに用いる冷却セクターも備わっています。そのため、排出ガス試験、コールドスタート補正やウォームスタート調整の測定、コンポーネント温度測定などの効率を確保することができます。
当社の油圧式テストベンチは、個々の噴射部品またはコモンレール噴射システム全体の柔軟な操作と測定に最適です。3,000 バールを超える動作圧を発生させることができます。また、当社のテストセンターには、あらゆる用途の SCR システム用のハードウェア・イン・ザ・ループ (HiL) テストベンチも用意されています。パーティクルフィルターの再生をサポートする炭化水素噴射 (HCI) システムのテストも実行可能です。
当社のテストベンチは、排出管の個々のコンポーネントやシステム全体のベンチマークあるいは検証に使用できます。廃熱回収の応用技術にも対応できるように設計されています。標準的な、また可燃性の流体すべてを利用できます。
当社の組み立て工場とワークショップは、あらゆる車両クラスに対応ししており、理想的な試験準備のためのスペースになっています。当社の有資格者が、組み立てやメンテナンス作業、取り付け、取り外し、組み替え作業を行います。
専用の出入り口を備えアクセス管理された安全なサードパーティエリアで、お客様のプロトタイプを理想的に保管できます。このエリアは当社のワークショップチームとは別に使用することもできるため、お客様のスペシャリストが独自の作業を行うのにも適しています。
将来のオンボードネットワークの革新的な開発をサポートします。そのために、ドイツのアプシュタットにある当社の拠点では、最新の測定技術を備えた強力なテストベンチを設置して、測定を実施しています。測定は手動でも自動でも可能です。空冷式または水冷式の発電機は、任意の温度制御で動作させることができます。2 台の発電機の並列運転も可能です。バッテリは、充電状態や温度に関する規格に適合するように調整することもできます。
私たちは、測定技術に裏付けられた調査と、オンボード電気エネルギーネットワークおよびその個々のコンポーネントに関わるお客様固有のアーキテクチャを評価します。
サービス内容
- オンボード電気ネットワークに対するシステム分析 (バッテリ充電バランス、電圧安定性、電気消費機器間の相互作用など)
- 発電機モデルのパラメータと特性線の検証
- 発電機のベンチマークテスト
- 大電流消費機器の電気シミュレーション
- バッテリ測定の実行 (容量チェック、バッテリ劣化、負荷テスト)